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プリンセスブレイカーズ
ターン2/クリスタ・マホロ・サナダ編/ダンジョン内  2010/02/14更新
ミサと別れたクリスタは、室内を調べる。
自分の入ってきた東の扉はもちろんミサの来た西の扉も、やはりロックされている。
どうやら直前に人の通った扉が、魔法的な力で閉じられるようだが?
その時、唐突に壁の一面が明るい光に輝き四角いスクリーンが浮かび上がる。
そこに映し出された映像は、想像を絶する内容だった。


タコのような姿をした巨大な触手の化け物に、
ガッシリとした体格の女戦士が、全身を拘束されている。
戦士としての筋肉と、女性としてのしなやかさを兼ね備えた、
彼女の美しい肉体は、しばしクリスタの視線を魅了する。
だが、そんな事に感心している場合ではなかった。

「!!」

化け物は、次々と彼女の衣服を脱がしていくと……
無数の吸盤で覆われた触手で、女戦士の豊満な乳房に吸い付いていく。
女性の身体にとって、大切な部分に意に沿わぬ吸盤愛撫を受ける屈辱に、
彼女は全身でもがき抵抗する。
だが、異形の豪腕の前には、あまりに無力だった。

ついに、全裸に脱がされた女戦士−エルリナ−の女性器に、
おぞましい異種の男根が挿入されていく。
目前で、グロテスクな化け物によって、女の性が蹂躙される光景に、
クリスタは嫌悪に表情を歪める。

やがて、オスの本能を剥き出しにして、
エルリナの肉体に激しい情交を挑んでいた化け物は、
ついに全身を小刻みに震わせると、女戦士の穴という穴に、
臭い立ちそうなほど濃厚な白濁を注ぎ込んでいった。


「下劣な」
映像の消えた石壁を見つめ、クリスタは吐き捨てる。
おそらくあの光景は、実際に今このダンジョンで起こっている出来事を
リアルタイムで中継しているのだろう。
凄惨な陵辱、そして犠牲者に追い打ちをかけるような、卑劣なやり方に
激しい怒りがわきあがる。
だが、今この地の底から、彼女に出来ることは少なかった。
もし、映像の中のあの女性の姿を見かけたら、必ず自分の手で救い出そう。
そう決意し、次なる扉を選ぶ。

自分の入ってきた東側、ミサが去っていった南側の扉はロックされている。
やむなくクリスタは北側の扉に手をかける。


開いた扉の先には、一転、小さな庭園のような景色が広がっている。
穏やかな空気が流れ、いくつかのテーブルと椅子が並び、数人の女冒険者達が、
思い思いの姿で休息している。
「こ、ここは?」
思わぬ光景に、あっけにとられるクリスタの前に1人の少女が現れる。
「こんにちは、お姉さん。わたしの庭にようこそ」
にっこりと微笑む彼女は、ひらひらのフリルのついた魔法少女のような
出で立ちで、クリスタを迎え入れる。
「ここは、わたし達の庭なの。このダンジョンって女にとってはとっても危険でしょ?
 だから、こうしてみんなで協力して、安心できる場所を作ったの」
少女の言葉にあわせて、周囲の女冒険者たちもクリスタに話しかけてくる。
「男に襲われそうになった所を助けてもらったの」
「あなたも、ゆっくりしていけばどう?」
「それに、ここにはコレだったあるのよ?」
そんな言葉とともに女達から差し出されたのは、光り輝くオーブだった。
「無理にとはいわないわ。でも、よければお姉さんもゆっくりしていって」
少女の言葉にクリスタは?

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所持アイテム
オーブ…1個