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プリンセスブレイカーズ
ターン1/神威藍香編/ダンジョン内  2010/02/11更新
長い髪を結え直し肩から背中へと流れるに任せる。
胸元を覆う鎧はこの世界で手に入れたもの。
綺麗で体にフィットする感じが気に入っている。
制服と鎧をちょっと直して腰元の鞘に収まった細い刀を軽く握る。
凛とした波動を手のひらに感じる。
主催者からももらったイヤリングをつけ、そっと首筋に細い指先をあてる。
そのまま瞳をとじて大きく深呼吸。

「いま戦いに赴く我、汝の力欲す。わが身を守る衣として、
 邪なるものを貫く刃としてその光、今一度我に力を与えん・・・」


凛とすんだ声にあわせてほのかに蒼い輝きが鞘からこぼれる。
銀色の胸当ては一瞬輝きをまし私の体を優しく包み込んだ。

「・・・さてっと、はりきっていこ♪」

目の前にある扉。北の扉にそのまま歩みをすすめる。
ノブを握りゆっくりと最初の扉をひらいた・・・


扉の向こうに広がっていたのは、最初の部屋と同じ石造りの空間。
薄暗い魔法照明が、陰鬱な光で室内を照らし出し、無機質な石壁が広がっている。
ただ、唯一異なっていたのは、部屋の中央にいくつか棺桶のような
縦長の箱が置かれていた事だった。
「ちょっと、気味悪いな……」
箱のこちら側の面には取っ手が付き、どうやら扉になっているようだった。
藍香は、慎重に箱へと近づき、そっと扉を開けてみると……

「あっ……」

予想外のその内側に、思わず小さく驚きの声をあげてしまう。
縦長の箱の内側は、白い便座の据えられたトイレになっている。
それも内部は明るい照明に照らされて、予想外に清潔な空間が保たれていた。
(ト、トイレだったんだ……)
なんとなく恥ずかしくなって、赤くなる藍香。
彼女の元いた世界でなら、そのまま公衆トイレと呼ばれていた施設そのものだった。
場所がダンジョンの内部だという点を除けば、特に気にするほどの物でもない。
それに、逆にこれから先の事を考えれば、ここで用を済ましておくのも
悪くは無いかもしれない。
(だって、この先……無い、かもしれないんだし)
藍香は、石造りの部屋の中に誰もいない事を、もう1度慎重に確認してから、
縦長の箱の前で立ち止まる。
(ど、どうしよっか?)

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所持アイテム
オーブ…1個

行動指定
【行動1】
慎重にあたりの様子を伺った後、急いで用を済ませる。
その後、北の扉から次の部屋へと移動する。

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予想外の光景に一瞬肩透かし。赤くなって苦笑いをしてあたりをきょろきょろ。

「う・・どうしよ。どうしよ。。」
「でも、ほんっとにこのさきおトイレなんてないよね・・・。うん。きっと先は長いし。」

・・・綺麗なおトイレをみていると少しずつ・・・
(う・・おトイレいきたくなってきちゃった・・・)
少し覚えた尿意はじょじょに気になりだして、もう目の前のおトイレをつかわずには
いられななっきて、再度縦長の箱のまわりを確認し、箱の中にはいって扉を閉める。
白いトイレを再度確認・・

「罠とかじゃない・・よね?」

なにもないのを確認して今度は急いで腰を下ろす。(ささっとすませちゃおう)
出来るだけ急いで用をたし、下着や身だしなみを整えて、なにごともなかったかのように
おトレかでます。誰も見ていないのにちょっとだけあわて気味に。

(でもおトイレこんなところにあってよかった。この世界にきてから一番の問題かもw)
小さな心配ごとを解決してほっと一息。そのまま今度はさらに北の扉に手をかけた。

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  無事に用を済ませることができれば、できるだけすばやく用をすませてほっとします。
  周囲を調べてなにか不自然なことに気がつけば罠とおもって用を済ませることをやめます。
そのときはおトイレはそのままに北の扉に。
 なににも気がつかないときにはそのままちょっと恥ずかしくも、用をすませておきます。

 もし、もし、用をすませているときに罠が発動したりして、拘束されるとか、
敵出現した場合には最初はかなり動揺します。
できれば箱から脱出して距離をとって戦おうとしますが、難しいかなぁ・・・。
身動きできないような拘束などをうけて辱められるときには必死に技をつかって
倒そうとします。(最悪は変身時のテレポートなどもふくめてとにかく脱出します。)

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