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プリンセスブレイカーズ
ターン2/神威藍香編/ダンジョン内  2010/02/13更新
目の前にあった縦長の箱は、見たままのまるでトイレ。
予想外の光景に一瞬肩透かし。赤くなって苦笑いをしてあたりをきょろきょろ。
「う・・どうしよ。どうしよ。。」
「でも、ほんっとにこのさきおトイレなんてないよね・・・。うん。きっと先は長いし。」
・・・綺麗なおトイレをみていると少しずつ・・・
(う・・おトイレいきたくなってきちゃった・・・)
少し覚えた尿意はじょじょに気になりだして、もう目の前のおトイレを
つかわずにはいられななっきて、再度縦長の箱のまわりを確認し、
箱の中にはいって扉を閉める。
白いトイレを再度確認・・

「罠とかじゃない・・よね?」

なにもないのを確認して今度は急いで腰を下ろす。
(ささっとすませちゃおう)


その頃、地上、賭博の都の歓楽街。
裏路地の奥まった場所にある場末の酒場。
しかし、その店内に設置された大スクリーンの魔法ビジョンに
映し出される映像に、酔った客達の歓声がこだまする。

「うおっ! パンツおろしたぞ!」
「ひひひっ、顔もかわいいが、アソコもかわいいな」
「見ろよ、このキレイなマンコ。きっとまだ処女だぜ」

年相応に幼さの残る藍香の女性器から迸る透明の液体。
下腹部を開放しながら、わずかに赤く上気して、心地よさげに息をつく
少女の表情が、よりエロチックな雰囲気を増していく。

「この娘、いつ犯されるんだろうなあ」
「早く、マンコをずっこんずっこんに突かれまくってる所を見たいぜ」
「あ、藍香ちゃんのオシッコ飲みたいよ〜」

トイレで用を済ませる藍香の姿は、こうしてマライズ結晶に録画され、
明日には、店頭に男達が行列を作っている事だろう。
そうとも知らず、藍香は、スクリーンの内側で女性の一番無防備な姿を
さらし続けている。


やがて……
出来るだけ急いで用をたし、下着や身だしなみを整えて、
なにごともなかったかのようにおトイレからでる。

(でもおトイレこんなところにあってよかった。この世界にきてから一番の問題かもw)

小さな心配ごとを解決してほっと一息。
そのまま今度はさらに北の扉に手をかける。


開いた先にあった部屋は、やはりこれまでと同じ、石壁に囲まれた空間。
トラップ等が存在しないか、藍香が慎重に室内を調査していた時、
カチリと音がして、西側の扉が開く。
そこから現れたのは、銀髪のエルフの少女。
しかし、

「キャッ」

藍香は、彼女の姿に驚愕する。
神々しささえ感じさせるオーラを放つシルヴィア。
しかし、彼女のミニスカートは無残にもズタズタに引き裂かれ、
さらに、下半身には真黒な色をした、禍々しい器具を取り付けられている。
おそらく羞恥にだろう、藍香の姿を認めたシルヴィアの顔が、
瞬時に真っ赤に燃え上がる。

(て、貞操帯?)
藍香が記憶から何とか絞り出した、漆黒の器具の名前。
だが、銀髪のエルフ少女の表情は、明らかに何かそれ以上の秘密が、
その下腹部に隠されている事実を物語っている。
しかも、良く見れば、彼女の太ももの内側には透明な粘液が垂れ落ちていた。
驚愕に目を見開いたままの藍香は…

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所持アイテム
オーブ…1個