「くっ! こんな物!」
シルヴィアが、2つのクスコの取り付けられた
おぞましい貞操帯を破壊しようと、抜き放った剣先を台座の上に向けた時だった。
「なっ!?」
台座の足下から溢れ出した無数の触手達、それらはたちまちのうちに、
小柄なエルフの手足を拘束すると…
「や、やめろ!」
銀髪を振り乱して暴れる彼女の下半身へと殺到する。
ビリリッ、と繊維の断たれる音が甲高く室内に響き渡る。
ミニスカートをボロボロにされると、触手達は容赦なく下着まで引き裂いてしまう。
「!!」
あっさりと無防備にされてしまった下半身に、本能的な恐怖がわきあがる。
だが、本当の陵辱はここからだった。
触手達は台座の上に置かれた黒い貞操帯を持ち上げると、
それをシルヴィアの足下へ向けて近づけてくる。
「ま、まさか、それをわたしに!?」
もはやこのトラップの意図する所は明白だった。
貞操帯の股間に鈍く輝く2つの不気味なクスコ。
今まで、何人の女性を餌食にしてきたのだろうか?
あの、おぞましい金属器具を下半身に付けられてしまえば……
(ダ、ダメだ! それだけは!)
シルヴィアの背筋に、ぞわりとした感覚が走り、同時に下腹部に奇妙な熱が昂ぶる。
「やめろ、近づけるな! そんなっ! あああっ」
ついに銀髪のエルフ少女の下半身に、そのおぞましい貞操帯−呪いの逆貞操帯−が
無理矢理、装備されてしまう。
「んっ くうっ」
少女ののど元から、苦痛と同時に奇妙に艶を帯びた悲鳴が漏れる。
理性の拒絶とは裏腹に、エルフの下半身は、あの鈍い金属の光を見た瞬間から、
ねっとりとした蜜の分泌を開始していた。
そして、その小さな膣口は、卑猥な水音をたてながら、予想外にスムーズに
下腹部の奥底へとクスコを飲み込んでいく。
「あっ ああっ」
触手に支えられたまま、ガクガクと前後に揺れる腰。
やがて2つのクスコは、膣とアヌスにぴったりと収まると、
カチンと小さな金属音を響かせて、自動的にそこを開口させていく。
「や、やめ……ろ……んんっ」
久しく男根を受け入れていなかったメス膣が、こんな無骨な金属器機にさえ、
過敏に反応し、切ない疼きを伝えてくる。
加えて、膣とアヌス、女性にとって最も大切で恥ずかしい部分を、
こんな屈辱的な方法で、強制開口されてしまった屈辱に全身が震える。
切なく悶え鳴き声をあげる、可憐なエルフの痴態に満足したのか、
呪われた貞操帯をエルフの少女の身体に完全に固定し終えた触手達は、
もと居た台座の中へと帰っていく。
数分後、室内には、荒い呼吸と共に台座に手をつき上半身を預け、
その女の弱点への責めに、幼い肢体をビクビクと痙攣させるシルヴィアの姿が
残されるだけだった。
金属機器で貫かれる膣とアヌスは、無理矢理に入り口を開かれ、
決して他人の目に触れさせてはならないはずの女の部分を、無様に晒している。
普段は感じる事のない、身体の内側が外気に開かれる感触が不安を呼び、
鼓動が異様に早まっている。
しかし、何より屈辱的なのは、そのような状態に置かれる事によって、
甘い電流を流し始め、さらには粘度の増した愛液の止まらなくなってしまう、
メスとしての自分の肉体だった。
「くっ」
シルヴィアは、唇を噛みしめながら東への扉に手をかけ、次の部屋へと向かう。
しかし、開いた扉の先、そこで出会ったのは……
「キャッ」
黒髪ポニーテールで制服姿の少女が、驚愕の表情をうかべ彼女を見つめている。
少女の名は神威藍香だった。
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