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プリンセスブレイカーズ
ターン1/リィタ・イータ編/ダンジョン内
室内を一通り調べ終えたリィタ・イータは、
特に異常が無い事を確認した上で、次に開けるべき扉を思案する。
本来なら、トラップに備えてシーフの力を借りたい所だったが、
パーティーがいない以上、1人の力では如何ともしようがなかった。
「なら、なるようになるさ」
気軽な気持ちで、東側の扉を開く。

開かれた扉の先、その先に広がっていたのは、最初の部屋と同じ陰鬱な光景。
ただ唯一、異なっていたのは、部屋の床に箱が1つ設置されている。
無視して通り過ぎても良かったが、リスクを取らずして得る物も無いだろう。
リィタは、覚悟を決めると、慎重に箱を開く。

幸い、警戒していたトラップの類は仕掛けられていなかったようだ。
箱の中には、3本のアンプルに収められた薬品。
文字は読めないが、赤・白・黄の3色のラベルが貼られている。
マジックアイテムの鑑定によると、どうやら効果の異なる3本の回復薬
らしかったが、その詳細な違いまでは分からなかった。
「探索に、回復アイテムは不可欠だしね」
リィタは、荷物入れに3本のアイテムを放り込む。

室内には、東西南北4つの方向に扉が見える。
ただし、リィタがこの部屋に入ってくる時に使った、西側の扉はロックされている。
選べるのは、東南北の3方向だった。

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所持アイテム
オーブ…1個
赤い回復薬…1個
白い回復薬…1個
黄色い回復薬…1個

行動指定
【行動指針】
★回復薬は
・行動指針の指定において使用するか、
・真剣に生命の危機ではない状況において、有る程度の疲労、
 ゲーム的表現で言うと残りHPが大体3/4程度まで減った辺りで使用予定。
・或いは、真剣に生命の危機と言う状況に置いては、
 他に残った手段が無さそうな場合において、使用予定。
・または、戦闘勝利後の疲労回復の際にも使用予定。トドメの前に一息ついて回復、等。

・使用の際どの色を使うかの順番は適当にランダムで。
(基本的に、"仕掛け人"についての意識がある為副作用的なものが在るものと考えています。
 なので、いざと言う時に対応できる状況か、どうしようも無い状況の時のみ使用します。
 或いは副作用を期待しての使用も考えます。)

★扉は南の扉を選択。理由は特に無し。