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プリンセスブレイカーズ
ターン2/アムリア=レスティリア編/ダンジョン内  2010/02/14更新
「いた……いっ……離れて、くださいっ!!」

初めて受ける行為。
欲望塗れの他人の手に激しく抵抗するも、後ろから羽交い絞めにされたままでは
抵抗しきることが出来ない。

(この人たち、何をしようとしているの……? 私に、こんな酷いこと……)
どんなに考えても、答えは一つしか出なかった。
自分は、目の前のスキンヘッドの男と、その弟の欲望のまま、身体を汚されようとしている。
明らかに優しさと礼儀に欠ける風貌。
印象だけで視るならば、絶対に近づきたくない類の人間であった。
羽交い絞めにされているままでは後ろを見ることは出来ないものの、
弟と呼ばれる男も同種の人間なのであろう。

(冗談じゃありません……この身は、誰かと結ばれるまでは
清らかでなくてはいけないのですから……っ)

恐怖を覚え、必死で抵抗する。
しかし、組み伏せられた上に動揺している彼女では男二人の腕力には敵わなかった。

「ひぁっ……きもち……わるいっ……これ、なんですか…っ!?」
(でも……なんですの……これ、体が、熱くなって……)

胸を這い回る手に、極上の柔らかさと弾力を返す胸。
荒々しく乳房をもみしだくその動きは彼女に痛みを与えたが、女性としての防衛本能と
敏感な肢体が僅かながらに快楽をアムリアに伝える。
もみしだかれ、陵辱を受けるうちに乳首は硬く尖り、吐き出す息には淫らな熱が
混じり始めていた。

「へへっ、この娘、感じてやがる」
薄汚い笑みを浮かべるとスキンヘッドの男は、いきなり乳房の先端に勃起した
アムリアの哺乳器に吸い付いてくる。
「イヤーーー」
男の口元からチュッチュッと漏れる水音が、全身を総毛立たせる。
しかも、その紫色の唇の動きに合わせて、不覚にも彼女の乳房の先端部から、
甘い官能の電気が走りはじめる。
(そ、そんな、こんな男に吸われて……)
生まれて初めて自身の乳首を吸わせる相手。
それは、女性にとっては初めてのキスと同じくらい重要な意味を持っていた。
だが、今自分は、その記念すべき重要な初めての瞬間を、
おぞましいスキンヘッドの男に奪われている。
あまりの恥ずかしさと悔しさに、視界が涙で歪む。
(い……や……いやあ……っ!)
体の昂ぶりと、目の前の男たちへの嫌悪感に、目を閉じていやいやをするように頭を振る。
されるがままに衣服をはだけられ、パーティドレスは胸元を引きちぎられただけではなく、
さらには、スカートも引きちぎられ、ぼろきれ同然となってしまう。

男たちはアムリアの反応を楽しむと、自らの欲望を満たすために肉棒を露にする。
「いや、いやいや……止めてえっ!! そんなの駄目ですっ……! 
そんなものに触れられたら、私汚されてしまいますわ……!」
涙を浮かべ、必死に止めるように懇願するもそれが聞き入れられるはずもない。
おそらく弟と思われる男が、そのグロテスクな男根を彼女の下腹部にあてがった時だった。

「イ、イヤァァァァ」
絶叫とともに、アムリアの魔力が暴発する。
目には見えぬ魔力の障壁が、攻性の壁となって触れたもの全てを傷つけ、
大きく弾き飛ばしていく。
「ウグゥアッッッッ」
双子の男達は壁にたたきつけられ、額から血を流し気を失っている。

「………っ……ぁ……っ……に、げ…ないと……」
自分でも、何が起きたのかは理解出来なかった。
それでも、アムリアは恐怖に駆られるままに駆け、目の前の扉ちょうど北の方向にあった
それに飛び込むと、ガタガタと震える自身の両肩を抱く。
酷い有様だった。
美しかったドレスは今は見る影もなく、全裸よりも淫らな布切れへと化している。
声をあげて泣き崩れたかった。
それでも……
(私は……あの子のためにも、こんな所で負けられないっ……)
果たさなければならない事の為に、ダンジョン探索の続行を決意する。

その時だった。
「あの、あなた大丈夫?」
東側の扉から現れた1人の女性が心配そうにアムリアを覗き込んでいる。
緩やかなブロンドの髪が良く似合う、驚くほど美しい女性だった。
身体にフィットした、ぴっちりとした鎧が彼女の持つ完璧なプロポーションの
肢体をより強調する。
相手が女性だった事にアムリアは安堵する。
あんな目に遭った直後に、しかも男性に、こんな姿などさらしたくはなかった。

その時、彼女は気づく。
自分の手元から、いつの間にかオーブが失われていることに。
恐らく変態兄弟から逃れる際に、どこかに落としてしまったのだろう。
(わたくしとした事が…)
アムリアは悔しさを噛みしめる。

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所持アイテム
オーブ…0個