前章では、選択肢とそれに伴う処理によって、スクリプトの実行位置が指定ラベルへとジャンプしました。しかし、ゲームの処理内容によっては、選択肢以外の場所でスクリプトを任意のラベルへと、ジャンプさせたいケースが出てくると思います。
そのために使用するのが「goto」命令です。
使い方は簡単で「goto」の後ろで、ラベル名を指定するだけです。
具体的な使用方法を見てみましょう。
下記スクリプトは、前章の選択肢処理で使用した物です。
game
*start
*QA
試合に出場しますか?
select
"はい",*YES,
"いいえ",*NO,
"わかりません",*UNKNOWN
*YES
「試合開始」\
end
*NO
「試合拒否」\
end
*UNKNOWN
「状況不明」\
end
end
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前回は、各選択肢を選んだ後、ウィンドウが閉じてNScripterが終了しましたが、ここでは各選択肢を選んだ後、もう1度処理が冒頭へと戻るよう、スクリプトを変更してみましょう。
game
*start
*QA
試合に出場しますか?
select
"はい",*YES,
"いいえ",*NO,
"わかりません",*UNKNOWN
*YES
「試合開始」\
goto *QA
*NO
「試合拒否」\
goto *QA
*UNKNOWN
「状況不明」\
goto *QA
end
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「end」命令の入っていた部分を「goto *QA」で置き換えました。スクリプトを実行して、動作内容を確認してみてください。
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