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簡単 NScripterの使い方  2010/01/24更新
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 □目次  □準備編  □基礎編  □制作編  □グラフィック編  □音楽編

制作編/第1章

■ 制作編のはじめに ■
 制作編では、基礎編の知識を元に実際のゲーム制作にかかります。
 といっても、ゲームのお話の部分を用意するのは、制作者である皆さん自身です。
 制作編で取り扱うのは、タイトル画面の作成方法や、メニューバーのカスタマイズと言った、ゲームとしての体裁を整えていくための命令群です。


■ ウィンドウサイズを変更する ■
 まず、ウィンドウのサイズを大きくしましょう。
 NScripterのデフォルトウィンドウサイズは、640*480ドットです。
 しかし、このサイズでは、最近の高解像度環境では、いささか手狭に感じられます。
 そこで、NScripterのウィンドウサイズを800*600ドットに変更します。

 定義ブロックに以下のように記述してください。


;mode800,value2000
*define


 今回使用している「mode命令」と「value命令」は、NScripterの中でもかなり特殊な命令です。
 この2つの命令のみ例外的に、この書式で必ず定義ブロックの冒頭1行目に置かなくてはなりません。
 これはNScripterの文法上の規則です。

 それでは、編集を終えたらスクリプトを起動して、ウィンドウサイズが変更されているか、確認してみてください。


■ テキストウィンドウの設定を変更する ■
 NScripterでは、シナリオメッセージを表示する文字ウィンドウの事を、テキストウィンドウと呼びます。
 今回、NScripterの解像度を800*600ドットに変更しましたが、現在、テキストウィンドウの設定はデフォルトの640*480ドットに対応したままです。このままでは文章の表示が崩れ、テキストが正常に出力されません。
 また、これまでノベルゲームで一般的な全画面いっぱいに文字を表示するウィンドウを使用してきましたが、通常のアドベンチャーゲームのようにメッセージウィンドウを表示したい、という要望もあるかと思います。
 そこで、ここからはテキストウィンドウのウィンドウサイズや書式を独自に設定する方法を、説明していきます。


■ setwindow 命令 ■
 テキストウィンドウの表示を一括で制御しているのが「setwindow命令」です。
 それでは、具体的な書式を見ていきましょう。


setwindow 40,56,30,12,24,24,0,16,15,1,1,#999999,0,0,799,599


 与えるパラメータの数が、かなり多いので先頭から順に見ていきましょう。

 ■ 重要 ■
 NScripterの座標系は、画面左上のドットが(0.0) 画面右下のドットが(799.599)になります。

 A: 1文字目を表示するX座標(フォント左上ドットのX位置を数値指定します)
 B: 1文字目を表示するY座標(フォント左上ドットのY位置を数値指定します)
 C: 1行に表示する文字数
 D: 縦に表示する行数
 E: 表示するフォントの横幅サイズ
 F: 表示するフォントの縦幅サイズ
 G: 表示する文字と文字の横間隔
 H: 表示する行と行の縦間隔
 I: 文字の表示速度(ミリ秒単位)
 J: 太字フラグ(1を指定するとフォントが太字で表示されます)
 K: 影付きフラグ(1を指定するとフォントが影付きで表示されます)
 L: ウィンドウの色調(カラーコードで指定してください)
 M: ウィンドウ表示位置の左上X座標
 N: ウィンドウ表示位置の左上Y座標
 O: ウィンドウ表示位置の右下X座標
 P: ウィンドウ表示位置の右下Y座標

 これらパラメータを与える事によって、テキストウィンドウの表示設定が変更されます。
 例えば、通常のアドベンチャーゲームのようにテキストウィンドウを表示したい場合には、MNOPのパラメータを変更してください。四隅の表示位置を変更する事によって、自由なサイズでウィンドウの表示が行えます

 1つのゲームで、ノベルゲームタイプとアドベンチャーゲームタイプのテキストウィンドウを使い分けたい場合は、その都度、setwindow命令を使用してウインドウの形式を変更していきます。


■ setwindowを使用する ■
 書式を理解した所で、ここからはsetwindow命令を実際のスクリプトに組み込んで、動作を確認していきましょう。

 ただし、その前に行っておかなくてはならない事があります。
 NScripterデフォルトの背景色(黒)では、テキストウィンドウのサイズや背景色を変更しても、それが視認できません。そこで「 bg 命令」を使用して、あらかじめ背景色を白に変更しておきます。「 bg 命令」の詳細については、後のグラフィック編にて取り扱います。

 それでは、bg命令で背景色を変更した上で、setwindow命令を使ってテキストウィンドウの設定を変更してみます。


game
*start

bg #FFFFFF,1
click

setwindow 40,56,30,12,24,24,0,16,15,1,1,#999999,0,0,799,599

テキストウィンドウの表示を、ノベルゲーム形式で行っています。@
次に、テキストウィンドウの表示を、アドベンチャーゲーム形式に変更してみます。\

setwindow 50,470,29,3,24,24,0,16,15,1,1,#999999,40,460,759,589
テキストウィンドウの表示を、アドベンチャーゲーム形式に変更しました。\

setwindow 50,470,29,3,24,24,0,16,15,1,1,#9999FF,40,460,759,589
テキストウィンドウの背景色を、青に変更しました。\

表示を終了します。\

end


 スクリプトを実行してみてください。



 なお、テキストウィンドウから文字がはみ出すと、NScripterはエラーを出して停止します。setwindow 命令のパラメータ設定に際しては、表示文字数(C)、表示行数(D)、文字の表示位置(AB)などに、充分注意してください。


基礎編/第11章に戻ります 制作編/第2章に進みます